納沙布岬 日の出を見るならいつがベスト？晴れの確立で選ぶベストタイム

納沙布岬は北海道最東端にあって、朝日を見にくる人たちでにぎわう岬です。根室半島の先端に位置して灯台や遠くに北方領土を見ることができます。晴れた日に是非とも見てみたい景色です。

私がこの地を訪れたのは6月中旬。全行程5日間の道東の旅でしたが、初日のみ晴天に恵まれ残りの日は残念ながら曇りでした。6月の根室は曇りだとまだ肌寒く、ホッカイロが役立ちました。
納沙布岬灯台

曇りがちで海上は霞んでいて肉眼で見ることはできませんでしたが、コンデジで60倍にして遠くを見ることができました。ここから3.7Km先にある貝殻島灯台。

納沙布岬

年月ごとの昼間の平均日照時間を計算しました。

それが下の表です。

年／月 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 年
2000 40 64 58 40 22 24 21 29 28 54 34 48 38
2001 53 61 54 49 23 40 18 23 39 46 49 61 43
2002 53 58 54 47 40 21 18 21 38 48 47 58 42
2003 51 64 57 37 28 31 14 17 38 59 46 43 40
2004 32 51 55 49 32 31 31 17 35 39 42 49 39
2005 37 53 60 46 23 32 13 30 37 51 60 39 40
2006 44 46 38 37 35 14 17 31 40 35 40 52 36
2007 59 55 52 50 38 35 33 48 29 45 54 57 46
2008 58 56 40 39 36 31 19 30 48 48 42 37 40
2009 41 48 43 55 40 22 25 32 52 52 39 49 42
2010 59 49 52 47 32 30 22 35 52 45 42 37 42
2011 60 56 54 43 29 25 39 25 33 51 57 54 44
2012 48 60 49 32 29 30 18 23 27 42 37 41 36
2013 53 59 48 45 20 16 20 19 37 46 52 44 38
2014 47 53 48 60 33 30 27 33 52 48 55 56 45
2015 41 36 40 45 46 27 32 34 39 60 38 60 42
2016 55 55 61 37 48 26 15 19 37 52 43 44 41
月平均 49 54 51 45 33 27 22 27 39 48 46 49 41

月ごとの平均日照時間を見ると、9月頃から4月頃にかけて値が高いことが分かります。初日の出が見れる確率が高いということですね。特に2月は平均で晴れの確立が54%です。2日に1日は晴れということになります。

北海道の観光シーズンは夏といわれていますが、太平洋側の夏は平均日照時間が低くなる傾向です。霧も多く発生するので、景色を楽しむなら秋から冬となります。

もちろん、夏に晴れの日がないというわけではありません。

私が2017年の6月に納沙布岬に行ったときは5日周期くらいで晴れの日がやってきました。表を見ると、2016年6月では昼間の平均日照時間が27％です。なので、４日間滞在すればほぼ1日晴れの日に巡り合うことができる計算になります。

データの集計について：
日照時間の割合は､各地点の月ごとの日照時間の平均を月ごとの昼間の時間の平均時間で割った数字です｡41 とあるのは1日の日照時間が41% だったことを示しています｡昼間（日の出から日没時間が）10時間で、日照時間が4.1時間のとき41％になります。

計算元データ：
●気象庁「過去の気象データ・ダウンロード」の2000年から2016年の日照時間を加工して作成
（http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php）

●昼の時間は国立天文台の「こよみの計算」を加工して作成
（http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi）

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